「冷え性」、早産リスク3倍
2016年6月29日
「冷え性」は妊娠、出産に不利だろうということは
予想できますが、
出産した女性にした質問結果とカルテを照合して
「冷え性」と「出産」に関して実際の数字を出した論文があります。
慶応義塾大学看護医療学部講師の中村幸代さんの調査によると
37週未満で生まれる「早産」の割合は
「冷え性の人」は「冷え性ではない人」の
3,4倍だったということです。
早産ですと小さく生まれるので
赤ちゃんの入院が長引く可能性が高くなります。
さらに陣痛から出産にかかる時間について
1人目は30時間以上、2人目以降は15時間以上かかる割合は
「冷え性の人」は「冷え性でない人」の
2,4倍だったということです。
お産が長引くと出血が多かったり
帝王切開になる割合が高まります。
「冷え性」はぜひ治しておきたいですね。
それには まず、食べ物と服を工夫したいです。
夏でもシャワーでなくぜひ湯船に入りましょう。
「冷やす食べ物は食べていないし、
服でも冷やさないように工夫しているし
腰湯もしっかり実行しているのに
ちっとも冷え症が治らないワ」
という方は交感神経の緊張を考えてみましょう。
交感神経の緊張で血管が収縮して血行が悪くなり
冷やしているのと同じ状態になってしまうからです。
まじめで努力家の方は緊張し易いですね。
交感神経と副交感神経のバランスがとれた
「リラックス」が一番ですが、
これがなかなか難しいです。
「緊張しよう」と思うと簡単にできますが
「リラックスしよう」と思っても
つい力が入ってしまいがちです。
とか言う私も、若い時「緊張からの冷え性」の典型でした・・・
「緊張からの冷え性」を治す方法を色々研究しました。
交感神経と副交感神経のバランスをとる鍵はセロトニンです。
セロトニンの分泌を円滑にする生薬の摂取が
自律神経のバランスをとる鍵になります。
またストレスがもっと慢性になってくると
副腎の疲れも出てきます。
副腎の疲れの上に
自律神経のバランスの崩れも加わっている時もあります。
現れている症状によって
使う薬草は違いますので
よくご相談くださいね。
一緒に元気で可愛いベビーちゃん、迎えにゆきましょう!
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