甲状腺機能低下症と妊娠
2016年7月6日
なかなか妊娠しないので検査をしたら
「甲状腺機能低下症」だったという方がいらっしゃいます。
「甲状腺機能低下症」の代表的な症状は
疲れ易い、寒さに弱い、だるい、眠い、便秘気味、
脈が遅い、むくみ(足とまぶた)
皮膚がガサガサする、声がかすれる、脱毛月経過多、生理痛
などです。
「甲状腺機能低下」は
ヨードの不足、甲状腺ホルモン活性型への変換不調
自己免疫疾患など色々の原因がありますが、
橋本病という自己免疫疾患が一般的です。
「甲状腺機能低下症」は基礎代謝が低下するので
体調が悪いのに加え
妊娠にも不利です。
「甲状腺ホルモン剤」を飲んだら
今までの不調が一気にスッとよくなったとおっしゃる方が多いです。
甲状腺ホルモン剤を飲んで
妊活を本腰でスタートできますね!
橋本病は閉経後の発症が多く
女性の10人に1人は橋本病の傾向があるという調査もあります。
甲状腺は予備能力が大きい臓器なので
少しくらい障害されても症状が出ないことが多いようです。
症状に心当たりがあったら勿論ですが、
「なかなか妊娠しないな」と感じたら
早めに検査されるといいですね。
一部の県では補助の対象になっているので
「難病かしら」と思う方がいらっしゃるようです。
難病ではなく
甲状腺ホルモン剤の服用でコントロールできますので
あまり心配せず、
ホルモン検査を受けるといいですね。
甲状腺ホルモン剤を飲みながら
妊娠し、無事出産された方がたくさんいらっしゃいます!
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