「冷えのぼせ」を治して妊娠力アップ
2016年11月17日
「以前は手足が冷たかったのですが
最近は足は冷たいが、手はあつく火照る」
上半身(臍から上)はあつく
下半身(臍から下)は冷えている
「冷えのぼせ」の状態です。
「冷えのぼせ」は
一昔前は「沸かしたてのお風呂」というと
すぐ分かりました。
沸かしたてのお風呂は
底の方は「水」で
上の方は「熱湯」になっているものでした。
必ず、かき回さないと入れません。
かき回して適温か確かめるということは欠かせませんでした。
うっかりかき回さずに入ると
お尻に火傷をするなんていうことがあったんですよ。
「冷えのぼせ」の状態で基礎体温を測ると
体温は低くはないのですが
低温期と高温期の差があまりない
ということになりがちです。
体温は上半身の「舌」で測りますからね。
基礎体温は低くないと測れても
下半身の子宮・卵巣は冷えていますし
ホルモンバランスはよくないと
妊娠には不利です。
ぜひ治しておきましょう。
また、冷えのぼせはか必ずしも「手があつい」とは限りませんし
冷えのぼせが慢性になっていると
下半身の冷えに気が着かなくなっている方もおられます。
上半身ののぼせた「あつさ」を
苦情として強く感じるからです。
下半身の冷えが進むと
夜になると足がかえってほてり
布団の外に出したくなるので
増々「冷えている」ことがわからなくなります。
冷えが極まってくると
素足でいるのが気持ちが良かったり
夏はクーラーをガンガン効かすのが好き
というように一見矛盾した状態にもなります。
冷たいものや炭酸はのど越しが気持ちよいし
夜アイスを食べるのが快感だったり・・・
ですから慢性の「冷えのぼせ」は自覚するのが難しく
知らない内に、冷えが進んでしまうので手ごわいです。
どうしたら、治るでしょうか?
治すには「冷えのぼせ」を知り
自覚する所から始めましょう。
上は熱湯で下は水のお風呂は
かき回すと適温になります。
同じように上半身と下半身の
気の巡り・血の巡り・水の巡りを良くすれば
冷えのぼせは良くなってきます。
「巡り」を良くするにはどうしたらいいでしょうか?
お尻のくぼみ「環跳(カンチョウ)」に手を当ててみてください。
ここは下半身と上半身の中継所です。
ここをほぐすのがまず1つのポイントです。
腰湯は毎日しましょう。
温灸も役立ちますし、
冬は、湯たんぽを当てて寝るといいですよ。
「冷えのぼせを治す漢方」は
体力があってのぼせるから下半身が冷える方用のものと
体力がなくて冷えるから上半身がのぼせる方用のもの
の2種類があります。
原因を見分けて
使い分けることが大切です。
冷えのぼせで「汗」をかく方は
水分代謝を良くする漢方なども加える必要があります。
冷えやのぼせになる原因として
「慢性ストレス」が影響しているということが多いです。
「交感神経の緊張がのぼせの原因になってる方」には
自律神経のバランスを整える薬草が役立ちます。
「体力がなくて冷えてのぼせしている方」は
漢方に併せて
干した生姜にイソフラボンを組み合わせたものを併用すると
効果的ですよ。
続ける内に、ぐっすり眠れて朝の目覚めがよく
ストレスからの回復力が上がってきます。
心境も変わってきますよ。
冷えが分からなかった方は
靴下をはくと気持ちが良く
冷たいものを飲む快感が減ってきたら
良くなる兆しです。
体調がよくなり
妊娠もし易くなります。
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