卵胞におけるホルモン産生
2017年8月16日
エストロゲンプとロゲステロンはどこで、どのように
つくられるのでしょうか?
まず、LH(黄体化ホルモン)の作用によって
卵胞の莢膜細胞でコレステロールから
アンドロゲン(男性ホルモン)が作られます。
続いて、顆粒膜細胞に移送されたアンドロゲンは
FSH(卵胞刺激ホルモン)作用で誘導されたアロマターゼによって
エストロゲン(卵胞ホルモン)に転換されます。
さらに排卵後は顆粒膜細胞が黄体細胞に変化します。
黄体細胞では
プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲンが産生されます。
プロゲステロンの産生にはLHが必要です。
分泌期にはプロゲステロンの作用で
子宮内膜の間質の変化が中心となり、
浮腫と脱落膜変化およびラセン動脈の増勢が起こり
受精卵が着床できる準備を整えます。
受精が行われなかった場合は
黄体の退縮によるホルモンの低下により
ラセン動脈が収縮し
子宮内膜が剥離して月経が起こります。