性感染症と妊孕性
2017年12月13日
性感染症とはクラミジアや淋菌、性器ヘルペスなど
性的接触により罹患する感染症です。
クラミジアや淋菌は
膣、子宮(子宮内膜)、卵管、腹膜へ感染が広がります。
炎症で卵管の通過障害や閉鎖が起こると
不妊や子宮外妊娠を起こします。
卵管の炎症が強いと痛みが出るので、治療につながりますが
クラミジアや淋菌は軽い炎症のことが多く
痛みを感じられず、長い間炎症が続くという傾向があります。
女性がクラミジアに感染すると
症状の有無にかかわらず10%が不妊になります。
感染女性の70%は無症状で
治療を行わないと約2年間、感染が続きます。
男性がクラミジアに感染した場合、
大半は無症状です。
アジスロマイシン(ジスロマック)1g、単回投与で簡単に除菌できます。
パートナー一緒に早く除菌しておきましょう。
性器ヘルペスは少なくても2回の再発で
再発抑制療法の対象になります。
再発患者の約15%は年間6回以上、再発します。
自分が性器ヘルペスだということをほとんど気が着かないことが
問題です。
治療法はバルトレックスを1日1錠、一年間飲むことです。
淋菌性尿道炎について
男性が感染すると3日から1週間で膿が出ます。
多くは女性から感染します。
トリコモナスは男性では尿道炎症を起こしますが
無症状であることが多いです。