味覚障害①風邪の後
2018年3月28日
「風邪をひいてから味覚障害になり、料理をしても味見ができない」
という相談を頂きました。
「味覚障害には亜鉛の補給が大切ですよ」
味覚障害になると食べても味がしないので気持ちが悪いものですし
食欲も落ちてしまいますね。
味覚障害はぜひ改善しましょう。
~風邪でどうして味覚障害になるか?というと~
代謝するには栄養素が必要ですが
風邪や風邪薬の服用で亜鉛の消費が激しく
亜鉛不足になりがちです。
味覚の感覚器官である“味蕾(みらい)細胞”は
10日程という短い周期で代謝します。
身体の中でも代謝周期が早い味蕾に
最初に障害が出やすいです。
日常的に現代日本人は亜鉛不足ということですので
(東京都福祉保健局 平成15年国民栄養調査)
味覚障害を感じている時は
かなりの亜鉛不足を起こした状態と言えるでしょう。
味蕾の障害は味を感じないことで気が着き易いですが
気が着き難い他の細胞や臓器の代謝も落ちている可能性がありますね。(-_-;)