妊娠中のヘルペス
2018年11月20日
ヘルペスウイルスによる代表的な病気は
口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水ぼうそう、帯状疱疹です。
「ヘルペス」とは水ぶくれが集まった状態のことです。
日本人の50~70%が単純ヘルペスⅠ型に感染して言われるほど
多くの人がヘルペスウイルスを持っています。
感染していても普段は症状が出ない人も多いですが
発熱したり、疲れたりすると発症します。
風邪の後、口唇ヘルペスができる人は
珍しくないですね。
妊娠中は免疫力が下がるので、発症し易いです。
本来、免疫力が高い年代の男性も激務で疲れる為
口唇ヘルペスはよくできる印象があります。
ヘルペスウイルスは「誰もが持っている一般的なウイルス」と
軽く考えられがちですが
お母さんがヘルペスウイルスに感染すると
赤ちゃんの皮膚の萎縮や目に異常が生じることがあります。
口の中に水ぶくれができたら、
体内でウイルスが暴れているサインです。
「単なる疲れ」と、放っておくのではなく治療しましょう。
御主人がヘルペスウイルスに感染している時は
妊娠中に夫婦生活を持つと
膣から赤ちゃんに感染する可能性があります。
御主人が咳をしている時も軽く考えず
妊娠中は夫婦生活を避けましょう。
ヘルペスは日常よくある症状なので、軽視しがちですが
きちんと対処したいですね。