栄養素としてのミネラル成分
2016年7月2日
身体は食べた物でできているので
バランスよく食べることは、どうしても必要です。
栄養素というと
「タンパク質」、「炭水化物」、「脂肪」の3大栄養素がまず頭に浮かびます。
これらは有機物で
主に炭素、水素、窒素、酸素の4成分で構成されています。
これ以外の元素のうち
食事でとることが必要な元素は「ミネラル(無機質)」です。
現在16種類が知られています。
ミネラルは多すぎても少なすぎてもよくありません。
ミネラルの内、1日の摂取量が100㎎以上必要なものを
「主要ミネラル」と呼びます。
「主要ミネラル」はナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、カリウム
カルシウムの7種類です。
1日の必要摂取量が100㎎以下のものを「微量ミネラル」と呼びます。
「微量ミネラル」はクロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン
ヨウ素の9種類です。
以前は普通の食事をしていれば、微量ミネラルは不足することは少ない
と考えられていました。
しかし、現代では伝統的食材が減り
化学肥料に頼った農法の為、
普通の食事をしていると微量ミネラルが不足ます。
平成15年の国民栄養調査では
亜鉛は必要量の83,4%
銅は必要量の73,3%しか摂れていません。
一つでも不足している栄養素があると
代謝は落ちてしまいます。
微量ミネラル不足の代表的疾患は糖尿病です。
妊娠に関してミネラル不足は
小細胞である「精子」の運動率の低下や「卵子」の質に一番先に影響され
妊娠し難い原因になっています。
不足しがちなミネラルを摂る為に
食べる物の工夫が必要です。
海藻(ワカメ、ヒジキなど)や
魚介類(カキ、アサリ、小魚など)
微量ミネラルをバランスよく含む食べ物を
積極的に食べたいものです。
海の幸のものが多いですね。
よく召し上がっていますか?
微量ミネラル の補給を確実にするには
自然のものが原料の補助食品が役立ちます。
妊娠を希望する時、妊娠時、子供から大人まで
積極的な栄養素の補給で
健康を守ることが必要な時代になりました。
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