妊産婦の葉酸、必要量は男性の2倍
2016年7月5日
妊娠初期(妊娠1~3ヶ月)特に大切な栄養素として
葉酸があります。
不足すると胎児の発育障害や奇形に関係しますので
充分に摂りたい栄養素です。
特に細胞分裂が激しい妊娠1ヶ月は大事です。
子宝を希望される方は
受胎期から充分な葉酸を摂取しておきましょう。
妊娠を希望する女性の1日推奨量は0,4mg(400㎍)で
成人男性の2倍の量です。
葉酸が多く含まれる食べ物は
レバー、うに、帆立て貝、枝豆、きな粉
トウモロコシ、ブロッコリー、芽キャベツ、アスパラ
などです。
レバー40gで1日分の葉酸とビタミンAが摂れますが、
ビタミンAに蓄積性があるため
毎日レバーばかりたくさん食べていると、ビタミンAが過剰になり
かえって奇形児のリスクが上がる可能性があります。
1つの食べ物に偏らず
色々の種類からの摂取をおすすめします。
葉酸は腸内細菌により合成されます。
腸内環境を良くしておくことも大切です。
葉酸の消耗原因は
アルコール、タンパク質の摂り過ぎ、ピルの服用
下痢、無酸症(胃酸の分泌が少ない)、貧血、甲状腺の機能亢進です。
葉酸不足の代表的な症状は・・・
舌が赤くつるつるしていて痛い、口内炎ができる
貧血、疲れ易い、忘れっぽいなど。
不足症状を起こす前に、充分摂っておきたいです。
厚生労働省の「妊産婦の食生活指針」では
「妊娠初期の人には神経管閉鎖障害発症リスク低減のために
葉酸の栄養機能食品を利用することをすすめられます」
「吸収率も考慮して、1日1㎎(1000㎍)は超えないように」
と表記されています。
葉酸の栄養機能食品の摂り過ぎにも注意ですね。
食べたものや腸内細菌からも補給されることも考慮する必要があります。
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