妊活中と妊娠中に避けたい食べ物
2017年4月8日
妊娠を望む方から
「どんな食べ物を避けたらいいですか?」
とよく聞かれます。
まとめてみたいと思います(^^♪
①カフェインの多いもの
まず、カフェインですね。
妊娠した時、強いカフェインは遺伝子を変形させる可能性があると言われています。
コーヒーを何杯も飲みながら仕事を頑張っていませんか?
コーヒーの香りはストレスを紛らわす効果もあり
仕事の能率が上がるかもしれませんが・・・
なるべく薄いものを少量にするか
カフェインの少ない飲み物に代えておきたいです。
「ノンカフェインのコーヒーならいいかな?」
というと、そうでもないようです。
薬剤でカフェインを抜いているものが多く
その薬剤が残っている可能性があるからです。
カフェインを含む飲み物として
・コーヒー
・紅茶
・烏龍茶
・抹茶
・ココア
・コーラ
・ドリンク剤(ワタナベオイスターのドリンクはカフェインが入っていません)
など
②トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で
多くは植物油を加工してできるものです。
WHO(世界保健機構)は
「トランス脂肪酸はエネルギーの1%以下にすべきだ」と発表しています。
アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)は2018年から
「トランス脂肪酸を含む油脂の食品使用を原則禁止する」
というかなりきつい制限をかけています。
日本では他国と比べ摂取量が少ないということで
特には規制していません。
トランス脂肪酸は心臓の冠動脈疾患のリスクを高めることがわかっています。
また、体内に蓄積性があり、細胞膜を障害し、
免疫異常、老化や病気の発症につながる活性酸素を多く発生させ
ガン、動脈硬化、アレルギーの原因になります。
トランス脂肪酸は妊娠に関係しない人でもなるべく避けたい食べ物ですが
特に妊娠を希望する方は
細胞膜の障害や活性酸素の発生で
精子や卵子のグレードを下げることが考えられるので、極力控えたいです。
排卵障害の原因にもなる可能性があります。
日本では平均すれば少ないかもしれませんが
食べている人と
食べていない人の差が激しいでしょう。
トランス脂肪酸を多く含む食品として
・マーガリン
・サラダ油
・キャノーラ油
・ショートニング
・チョコレート🍫
・コーヒーフレッシュ
・アイスクリーム🍦
・ドーナツ🍩
・菓子パン
・マヨネーズ
・スナック菓子
・カップ麺
・市販の揚げ物
など
手軽で美味しい食べ物に多いですね。
③体質に合わない食べ物
体質は人により違うので「これ」とは限定できませんが
「冷え性の人に陰性の食べ物」や「アレルギーを起こす食べ物」
を食べて母体が体調不良では妊娠と出産に不利です。
「冷え性の人は避けたい陰性の食べ物」
「陰性の食べ物」というのは
西洋学的な栄養の分類にはなく、東洋医学的な考え方です。
「陰性の食べ物」として
・生野菜・ビール・果物・アイスクリーム・プリン・ゼリー・ジュース
・牛乳・ヨーグルト・チーズ・握りずし、白砂糖、コーヒーなど
「アレルギーを起こす食べ物」として
思いもよらないものにアレルギーのあることもありますね。
花粉症を起こすアレルゲンと似た成分は
果物や野菜に含まれます。
特に花粉症の方は注意が必要です。
バラ科:リンゴ・ナシ・ビワ・サクランボ・カリン・モモ・スモモ・アンズ・アーモンド
セリ科:セロリ・ニンジン
マメ科:ダイズ・ピーナッツ
マタタビ科:キウイフルーツ
カバノキ科:ヘーゼルナッツ
ウルシ科:マンゴー
ナス科:ジャガイモ・トマト・トウガラシ・シシトウガラシ・ピーマン・パプリカ
ウリ科:メロン・スイカ・ズッキーニ・キュウリ
ミカン科:オレンジ
バショウ科:バナナ
唇や喉にピリピリ感やかゆみを感じたら注意ですね。
如何ですか?
例えば冷え性の方が朝食に
パンにマーガリンと溶けるチーズをのせてピザトースト
コーヒーに砂糖とコーヒーフレッシュ
フルーツとヨーグルと生野菜のサラダ
というメニューを毎日食べていたら
かなり不利ですね・・・
難しく考えなくても大丈夫!
ごはんに根茎野菜がたっぷりな味噌汁を
(出汁は化学調味料でなくて煮干し、昆布など自然のものから)
1週間ぐらい食べてみて体調の比較をしてみるといいですね。
妊活中に体験したことは
これからの家庭生活を健康に過ごす為に
とても役立ちます!
食べ物は大事ですね(^^)/
心配なことがあったら
気軽に相談してくださいね。