加齢で低下した卵巣機能を若返らす
2017年8月15日
人工授精や体外受精などARTの技術が発達し
「卵巣予備能」はARTの成功(妊娠)を予測する評価となります。
卵巣予備能とは卵巣の予備力で
①受精可能な状態へ卵を成熟させる
②エストロゲンを産生する
の2点です。
加齢に伴って卵巣機能が低下するとFSHは上昇し
発育卵胞数が低下するとAMH(抗ミュラー管ホルモン)は低下します。
DHEAが加齢により低下したAMHを増加させることが確認されています。
体内のDHEA量が高まるとAMHを増加させることで
FSHの上昇を下げ、エストロゲンをスムーズに分泌させる
(ゴナドトロピン、エストロゲン、プロゲステロンのスムーズな循環)ということが
臨床的にも確認できています。
早期卵巣機能不全では
FSHが37mlU/ml以上、エストラジオールが30pg/ml以下です。