受精卵が着床しやすくなるために
2017年8月16日
受精卵は受精後5日目までに胞胚を形成します.
子宮内膜はその胞胚を受け入れることができる受容期になります。
この限られた期間(5~12日目までInplantion windowと呼ばれる)
に着床が可能です。
この期間までに受精卵(種)が着床し
子宮内膜に侵入(根付け)しやすくなるために
分泌期ではプロゲステロン(黄体ホルモン)によって
色々な成分(M-CSF,LIF,COX-2など)が誘導されます。
その1つであるLIF(リフ:白血病阻害因子)を
麹菌発酵大豆胚芽抽出物が増やすことが確認されています。
さらに、プロゲステロンによって誘導されたグリコデリンという蛋白質は
子宮内膜腺上皮細胞に対し増殖抑制を行い
胞胚の子宮内膜への接着を促進し着床を成功に導きます。
麴菌発酵大豆胚芽抽出物はグリコデリンに対しても増加させることがわかっています。