卵胞数の変化
2017年8月14日
卵巣にある原子卵胞は
胎児6ヶ月で最大の800万個です。
出生時には200万個に減少し
思春期には5~10万個となり
通常50歳代で卵子は枯渇し閉経します。
精子が男性の精巣(睾丸)の中で
絶えず新しく作り出されるのとは対照に
卵子は生まれ持っているものが減り続けます。
女性の一生のうち
排卵する卵子数は約400個です。
(12歳で初経、50歳で閉経と仮定すると12×38=456個)
冬眠から目覚めみごとに育った成熟卵胞がエストロゲンを出し
視床下部に「排卵準備OK」の信号を送ります。
もともと卵子には、他の細胞より多くのミトコンドリアがあります。
ミトコンドリアはエネルギーを沢山作るのですが
エネルギーを作ると同時に活性酸素も沢山発生してしまいます。
ところが老化した卵子では活性酸素を除去する能力が低下しています。
(2012・10月号 Newton)
活性酸素から卵子を守るのが
卵子を老化から守る大きなコツです。