ストレスでエストロゲン過剰では優秀な卵が育たない
2017年8月7日
エストロゲン過剰の大きな原因として
ストレスがあります。
ストレスがかかると
副腎から「ストレスホルモン」である「コルチゾール」が分泌されます。
「コルチゾール」は一時的には細胞の働きを高め代謝を上げるので
例えば危険な時、“火事場のバカ力”的エネルギーを出せます。
しかし、ストレスを受け続け、コルチゾールの過剰分泌が続くと
細胞は無理やり動かされ疲弊し
やがてやる気が出ない、イライラする、眠れないなど
うつ状態、精神疲労が引き起こされます。
卵巣においても
コルチゾールは「アロマターゼ」の発現を増加させます。
「アロマターゼ」はエストロゲンの合成の速度を高める酵素です。
ストレスによってFSH(卵胞刺激ホルモン)が低下し
卵胞は発育不良でエストロゲンの産生能力は低下していますが
発育不良の卵胞に
アロマターゼ酵素がエストロゲン合成命令をどんどん出します。
そうするとエストロゲンは過剰になるのですが
卵胞は疲弊して
優秀な卵が育たなくなってしまいます。
ストレスに耐えてばかりいても
いい結果にならないですね(*_*;
ストレスに負けないような対策が必要です。
次回は
「ストレスに負けない栄養の話」を
アップしたいと思います(^^)/