更年期のホットフラッシュ
2019年11月18日
ホットフラッシュは更年期の代表的な症状で
相談が多いです。
更年期を過ぎた年齢の方でも
深刻なホットフラッシュの方もいらっしゃいます。
以前は漢方で早々に解決できたものが
漢方だけでは治まり難くなっている印象があります。
ストレスが深刻なのだと考えられます。
ホットフラッシュは
脳内の「視床下部」という体温調節を行う所が
活性酸素にさらされると
「ホットフラッシュ」を引き起こすホルモンが分泌されるため起きます。
~「ホットフラッシュ」のしくみを詳しく解説しますと~
更年期で卵巣の機能が低下すると
女性ホルモン“エストロゲン”の分泌が急激に低下します。
エストロゲンは脳内の視床下部の活性酸素を消してくれていたのに
エストロゲンが少なくなり
視床下部は活性酸素でいっぱいになります。
視床下部が活性酸素で傷つくと危険なので
エストロゲンの代わりに
「ノルエピネフリン」という活性酸素を消す物質を放出します。
「ノルエピネフリン」は活性酸素を消しますが
ホットフラッシュを起こすホルモンの分泌を
異常に増やします。
「ノルエピネフリン」は副腎髄質から分泌され
交感神経を緊張させるストレスホルモンの一種です。
その結果、ホットフラッシュが発生します。
ホットフラッシュは身体の症状と合わせて
不快感や焦り、イライラも伴いがちです。
ホットフラッシュの症状のある方は
交感神経の緊張が優位な方と言えます。
頑張り屋さんに多い症状です。
生粋の頑張り屋さんは
頑張っていても「自分はまだまだ足りない」と思っている傾向があります。
更年期とストレスが重なって
辛い状態です。
漢方薬でホルモンバランスを整えましょう。
脳の健康は大事です。
じっとがまんは症状を深くしてしまいます。
かけがえのない身体、大事にしましょう💛