超音波検査
2017年8月30日
不妊治療の初診時の検査として
超音波画像で子宮と卵巣を調べる検査をします。
プローベを膣内に入れる方法(経膣)と
おなかに当てる方法(経腹)があります。
経膣の方法がよく使われます。
経腹では腸の中にガスがあると見難いので
膀胱を尿でいっぱいにすることがあります。
どちらも痛みはありません。
超音波検査でわかることは
子宮形態異常、子宮筋腫、子宮腺筋症、
卵巣腫瘍、卵管流水腫などです。
このうち卵巣腫瘍として、
チョコレート嚢胞が不妊症と密接な関係があります。
排卵が起きにくい原因として
多嚢胞性卵巣症候群が最も重要といわれます。
超音波検査で卵巣にたくさんの小嚢胞がみられるので
多嚢胞性卵巣症候群ということがわかります。
多嚢胞性卵巣症候群ですと
排卵誘発剤を使うと卵巣過剰症候群になり易いので
注意が必要です。