肥満(体脂肪率が高い)は妊娠に不利
2016年4月8日
肥満は妊娠に対しても不利です。
どうしてでしょうか?
肥満は巨大脂肪細胞が増えます。
巨大脂肪細胞は男性ホルモンからエストロゲンをつくります。
このエストロゲンは卵巣では働かず
全身を巡ります。
脳は充分にエストロゲンがあると認識してしまい
FSH(卵巣にエストロゲンをつくる命令をする)をつくることを
抑えてしまうからです。
また、脂肪細胞からエストロゲンが上がると
連動して黄体ホルモン値も上がります。
黄体ホルモンが増えることで男性ホルモンが増えてしまいます。
すると卵子が未熟なまま排卵されたり
卵巣や卵胞の膜が厚くなり排卵できずPCOSの症状になってしまいます。
(見かけは肥満でなくても体脂肪率が高いと同じ事が起きます)
体脂肪率を減らし巨大脂肪細胞を減らす食事療法があります。
この方法は着床率も上げます。
着床に必要な酵素を増やす働きもあるからです。
あきらめず相談くださいね。
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